題「麒麟狩」。
〔序章〕
──またあの夢か。
─忌々しい、あの夢。
しかしどんなに長い夢であっても覚めないことは無い。
朝を迎えればいずれ覚める。
それがどんなに幸せな夢であり、
それがどんな悪夢であろうとも。
覚めないなんてことは、無い。
それと同じように、
終わらない悲劇など無い。
──いつか終わる。
─やがて終わる。
終わらせる。
終わらせてみせる。
自分が悲劇の渦中に居ることを実感出来るのならば、
それは幸福なこと。
何故ならばそれに終止符を打つ事だって出来るのだから。
大切なのはその事象に気付けるかどうかということ。
些細な変化であろうとも見逃さず、
その変化が害意を為す物だと識ることが出来たならば、
自身の平穏を守る為に何らかの対応を打てるのだから。
大切なのは気付くこと。
─世界の善意に。
─世界の悪意に。
だけど気付けなくったっていい。
気付こうとするだけで感覚と言う物は鋭敏になっていくからだ。
それがいつか役に立つ。
近い未来か、遠い未来。
はたまた役に立つことが無いことだってあるかもしれない。
だけど大は小を兼ねると言うように、
識っていると言うだけでも未来は違ってくるはず。
願わくば、
貴方の未来に幸あらんことを。
以上で心にも無い戯言を並べるコーナーは終わりですw
ひぐらしっぽいのはご愛敬〜
話は変わり、今日気付いたんだけども、
俺はどうも悪い流れの中に居るらしいのです。
先日の火山の悪夢、再び。
剥ぎ取れねぇ!!!